レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操発スタジオ*トピックス

自然に耳を傾けて・・・

2018/1/1 New

今年の庭の生り物はびっくりするぐらい精一杯花や実をつけています。千両はもう見事に赤い実がつき、枝が重いぐらい垂れさがっています。
かと思えば、いつもは春にたくさんの葉を落とす楠が、今年は秋にもたくさんの葉を落としました。
窓の外では、山茶花が大きな花をたくさんたたえて、どの木も花盛りです。夏には日照りがひどく、秋にはいくつも台風がやってきました。それを耐えて秋の終わりから立派に咲いてくれています。
もしかしたら、草木たちは最後の力を振り絞って咲いたり、実をつけたりしているのかなぁ。
そういえば今年はカメムシが異常に多くてびっくりしました。植物に詳しい方に聞くと、理由は分からないけど、カメムシの多い年は雪が多いとか・・・。
ニュースでは、その土地の長老の方が「北海道の雪が12月にこんなに降るのは例年になくおかしい。この先が不安だ」と言っていました。
自然は何か言おうとしてくれているのでしょうか。もう間に合わないのかしら。
農業や漁業など自然によりそって仕事をしている人たちは、きっともっと変化を感じながら暮らしているのかも知れません。
新しい年を迎えるにあたり、平和で次の世代の人たちが心豊かに暮らせるよう、今私たちができることって何だろうと思います。
まずは身近な自然に耳を傾けて・・・。
白井 操

楽しいごはんの時間も折り返し・・・

2017/10/12 

4月から始まったNHK「きょうの料理」の新シリーズ「楽しいごはんの時間」も10月で半年が過ぎます。この60周年記念番組は、高齢になっても健康に配慮し、肉や魚などたんぱく質をちゃんと摂る、バランスのとれた食事は大事だよ~っと、ずっと前から言い続けてきたことをお伝えするとともに、楽しく生きること、ポジティブに暮らすことは、病気を遠ざけ、免疫力もついてくるよ・・・ということもお伝えする暮らし提案番組でもあります。
お蔭様でなんだか好評のようです。放送が終わると毎回たくさんのメールをいただくのですが、「癒されるぅ~」、「番組始めから終わりまでず~っと顔が笑顔になっていました」、「お舅さんに仕えるお嫁さんみたい」などが多くて、中には「グーグルの検索のトップ、『白井さんっていくつ?』になってる!」とのご指摘も。グーグルで調べると確かに「白井操」の次は「白井操 年齢」でした。え~!ハハハ・・・。69歳だけど・・・どういうこと。
たしかに今回は番組の司会もいないから必死なんだけど、毎回「がんばれ!」と応援メールもたくさん。番組の本来の意図は伝わっているのかしら・・・。ま、いいか。
料理は楽しい作業です。一人で食べるのもいいけど、みんなと食べるのもいい。台所からできるご飯が、忙しい次の世代をそーっと見守る役目になれば・・・とか、夢見るおばあさんです。
10月は18日、11月は15日の放送です。観てくださいますか?
白井 操

「ひょうごの食材とお酒を楽しむ会」

2017/7/10 

去年、兵庫県社会賞をいただいてからずーっと考えていました。何か私のできる感謝の会ができないかしら・・・と。兵庫県の「食」担当参与というボランティア仕事をするようになって10年余りが過ぎました。この機会にと心を決め、こんな会があったらいいなとずっと思ってきた、生産者と販売者と料理人と一般の方が一堂に会する機会を自分で形にすることにしました。
当日はポートピアホテルに170人程の人が集いました。ホテルの担当者にも、料理人さんにも大変な協力をいただき、持ち込んだ野菜や魚、鶏肉、豚肉、海藻に大豆製品、卵、乳製品など、あえて素材の良さをそのまま味わって頂ける方法で、ずらりと並べていただきました。他にも赤花そばとわかめ麺、中央には兵庫県産小麦を使ってサマーシュが仕上げたパン、北播磨巻き寿司街道を作ったマイスター工房の巻き寿司も。

隣の部屋には兵庫県が誇る酒米・山田錦でできた日本酒を6つの蔵から。原料に山田錦を使ったビールもあります。兵庫県産のからすみをはじめ酒のお供も揃えました。別の部屋にはパナソニックの最新の炊飯器を10台並べて、兵庫全県を代表する5種のお米と、酒米・山田錦を炊きたてご飯に。黒豆ご飯や鶏飯の混ぜご飯、卵かけ用の卵とご飯の供も用意しました。食材のことを知っていただきたいとひとつひとつに説明文も添えました。

種を採っては播き、その土地で食べつがれてきた在来種の中にはすでにその土地に後継者がいなくなったものがあることも知りました。生産量全国1位~3位を誇る意外な食材が数知れずあることも。新たな学びがたくさんありました。

嬉しいことに、食材豊かな県に住める幸せをみんなで分かち合い心を寄せ合う会になりました。数か月後には当日会場に並んだ商品がどこで買えるのかも明記した小冊子ができ、ご参加下さったそれぞれの方の手許に届きます。この会が次の世代の若者たちが関わる農業・漁業・食品加工・流通販売に役に立ちますようにと願いつつ、このエッセイを書いています。
白井 操

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