レシピ&エッセイの白井操クッキングスタジオ

料理研究家・白井操の神戸発レシピやエッセイがたっぷり!料理講習会のイベントや主な著書なども掲載中。男の料理や食育、シルバーカレッジ情報も発信中。

操発スタジオ*トピックス

変化と暮らしと食卓と

2020/9/3 

ウィズ コロナの世の中、あちこちで小さな変化が起きています。
今まで料理に興味のなかった人や忙しくてパパっとお惣菜を買っておられた人が、在宅勤務に変わり「おうちご飯」を作ることが増えています。だし昆布と削り鰹を買い、出汁をとって煮物をじっくり弱火でコトコト・・・。パソコン仕事の1時間の間にちょっと良い感じの煮物ができます。時間を上手に作っている人も多いのでしょう。
百貨店の食品部の方のお話では、今まで売れなかったものが急に売れ始めたというのです。ジッパー付きの袋に入ったぬか床に野菜を漬けるだけのぬか漬の素、ケーキやクッキー、ピザ、パン、お好み焼き、自分で作るギョーザの皮・・・など、小麦粉やケーキミックス。パスタもよく売れているとか。手作りを楽しむ暮らしが見えてきます。コロナの感染者数が増え始めるとお米が一気に売れるとも。
新聞には家庭用チーズの売り上げが3か月連続で2ケタ増の見出しがありました。
ペルシャ絨毯を扱うお店のオーナーの方のお話では、ここ数年、本当に大変だったのが、お客様が戻ってこられ、テレビにも取り上げられたそうです。家の時間を大切にしようと思われる方が増えているのかも知れません。
きっかけはともあれ、これは「我が家の味」復活の兆しかも。その代名詞ともいえるのがぬか漬です。市販のぬか漬の素は、体にやさしいものを選ぶと添加物が少ない分、塩が多く入っています。ぬか床が塩辛い時はぬかを足して、私はビールや日本酒、だし昆布、時には麹を入れたりします。おいしくなりますよ。冷蔵庫にいれっぱなしにしないで、暑い日は1日1~2回、せめて2日に1回混ぜましょう。塩辛いと感じるぬか床なら野菜に塩をつけずに漬けます。時間をかけて少しずつ自分好みにぬか床を育てましょう。きゅうりになす、かぶ、大根もいいですよ。ぬか漬には乳酸菌がたっぷり。腸が元気なら免疫力もアップします。まずはチャレンジ、体の中にもささやかな変化が訪れるはず・・・。

新しいコーナーが始まります!

2020/7/8 

緊急事態宣言の後、首都圏の新たな感染者の増加傾向が心配されるものの、地方では今のところ、新型コロナウイルスは落ち着きをみせているようです。勢いが少し弱まっている今こそ、次の波に備えた準備が必要と訴える専門家の意見も耳にします。再び感染が広がらないよう、今後もマスクの着用や手洗い、ソーシャルディスタンスなど、一人一人の心構えはまだまだ必要なのでしょう。
親しい友人と会って、一緒に食事をしながら楽しく過ごす。ご飯は人の心を近づけます。少しずついつもの家族、友人から、もう一歩外へ輪を広げ、レストランでの食事も始まりました。朝の通勤電車も少し混みあうようになってきたようです。それでも、がまんがまんと4か月余り・・・。特に観光、飲食の方のご苦労や痛みがひしひしと伝わってきます。今私にできることは何かなと考えて、このHPで二つの新しいコーナーをスタートさせることを思いつきました。
一つは、試食会やトークショー、セミナーが開けない中で、これまで私がお出会いできた皆さんの取り組みや商品を、料理アレンジなどを交えて記事として紹介させていただくコーナーです。頑張っているお姿を、ささやかなエールを込めてお伝えできたらと願います。
もう一つは、 仕事、生活、健康、介護と暮らしの中で気になる話題について、ソーシャルワーカーの方を交えて語り合うコーナーを。「あ、そういう風に考えたらいいのか」、「少し心が軽くなれたな」と、前向きになれるようなお話をお届けできたらいいなと思っています。今求められる新たな日常の中で、誰かの元気や心ゆたかな暮らしによりそう小さなヒントになればいいなと思っています。お楽しみに!

今できること

2020/4/27 

光と風が窓の外の緑の葉をキラキラゆらしています。いい天気です。あー残念だけど、今は眺めるばかり。今日は4月26日。前回のエッセイを書いてからちょうどひと月が経ちました。新型コロナウィルスの勢いは衰える気配がなく、増々私達の暮らしを脅かしています。非常事態宣言が出て、不要不急の外出を控えて!とニュースが繰り返し流れます。電車に乗って出かけることもためらわれ、百貨店もしばらくはお店によってはかろうじて食料品売り場だけがあいているといった様子。スーパーでも人と人との距離を置いて、高齢者や身体に障がいのある人、妊婦の方への配慮をと、新しいマナーが定着してきました。
こんな時、自分に出来ることはなんだろう・・・。
先ずは今の健康を守る暮らしを続けることです。外出できなくても、人に会えなくても、自分らしいリズムで冷静な気持ちで元気でいられるように。
元気といっても私も立派な高齢者。今までにも増して免疫力をつけようと努力しています。免疫力を高めるには腸が重要な働きをするといわれます。ヨーグルトは腸内の環境を整え、免疫力を高めてくれることは知られていますが、私は甘麹と一緒に食べることも。甘麹は生麹カップ1強に対して4~5倍のお湯(70℃弱)を加え、2~3日おいたもの。うす甘いのでそのまま飲んだりもしています。
納豆のネバネバは免疫機能を調整してくれるとか。麺つゆの中に、トマトの刻んだものや溶き卵、ひき割り納豆を入れてわかめ麺をゆがいてつけて食べます。朝食ならごはんにかけてもいいですね。
免疫力を高める食材をたくさん使ったこんなレシピはどうでしょう。豚肉をフライパンで焼いて、にんにくと土生姜をすりおろして加え、酒・みりんをふりかけ、だしと少しの醤油を。火を止める直前に味噌を加えてからめ出来上がり。付け合わせはゆがいたほうれん草とレンジでチンしたきのこを。
緑茶は常に身近においてチョビチョビ飲みで頻繁に飲むようにしています。じわ~っとぬる目のお湯で入れたおいしいお茶はリラックス効果が、熱い湯で入れるとカテキンが出やすく苦いお茶に。こちらは抗ウィルスや抗酸化、老化や病気の予防になるそうです。
体にいいものを心がけつつ、バランスよく食べて、楽しく台所に立つ、やっぱりそれが私らしいリズム。ご飯は明日の笑顔のエネルギーを作ってくれます。コロナと戦ってくれる自分の体にエールを!

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