「料理が出来るようになったら楽しいよう～」と、言い続けて何年経ったことでしょう。
最初の本が出来てから40年余り。料理を作ったり考えたりすることは今も好きで自分でも良かった…と。
でもひとりで作れるようになったのは遅くて16歳の頃かな？いつまでも母は小学生の子供にいうように「気をつけてね…。手を切らないようにね。てんぷらは危ないよ…」となかなか一人立ちは出来ない私でした。
そんな私が料理が楽しい！と思うようになったのは母が急にぎっくり腰になり、身動きがとれなくなったピンチの時。高校生になった私はある日、父の朝ご飯作りを思い立ち、当時売り出されたケーキ用のアルミパックにほうれん草をざくざく切ってバター味に炒めたものを敷き、卵を落として塩、こしょう、オーブンに入れる…というだけのものでしたが、父は大変喜び「へぇ～、操がひとりで作ったの？」とニコニコ笑顔に。
あの日の思い出は昨日のように思いだされます。
あれから60年（笑）褒められて大きくなった？私は増々調子に乗って「料理は楽しい！」と思う人間になりました。
「きょうの料理」の操ばぁばシリーズ。この夏のテーマは「作れたらカッコいい！定番おかず」で若い方に料理の豊かさを伝える放送は、8月28日、29日、9月2日の予定です。よかったらぜひ！