ブログ

               

すだちレモン

我が家のすだちの木は30年ぐらい前に手でぶら下げて帰れるくらいのサイズの苗木を徳島の農家の方からプレゼントしていただいたもの。何年か経つとすだちが毎年7~8個収穫できるようになりました。蝶々の幼虫に葉っぱをかじられながら、蝶の通る道を守ってくれた大切な木です。

不思議なことにその木に突然レモンの黄色い実ができるようになったのです。えーっ!信じられないでしょうが、ミカン作りの名人と言われる農家のおじさんにその話をすると「接ぎ木の台木にレモンが使われてたんかなぁ~。本来カラタチが使われることが多いで・・・。台木も接がれる木もDNAはそれぞれ違うからなぁ~。木にも説明できる理由があるはずや、待っといたろう!」というお返事。根が強い台木に接ぎ木をすると強い根が養分をたっぷり吸い上げて病気になりにくく良い実が付くのだそう。

「まずは木の言い分に耳を傾けよう」そんな名人の言葉に私も納得。木に寄り添う心がコクのあるおいしいミカンを育むのかも知れません。

ところでスタジオの庭の「レモン」と書かれた木にも今年初めて実がつきました。色はオレンジ色のネーブルのようなレモン色ではないものでした。あらら・・・。